序盤で「ああ、これは当たりやな」と確信できます。
作中で流れるナンバーの素晴らしさと言ったら…!
なんかこう……ワクワクする感じ? 個々の中にある音感をダイレクトに刺激される心地良さ?
的確に説明するのは難しいけれども、音の持つパワーに圧倒されますよ。
ストーリー自体は単純です。
ひとつのグループが紆余曲折を経て変化していく様は“ありがち”な展開で目新しさはなし。
白人音楽の中で差別される黒人音楽という時代背景は興味深いけど、
意識してこってり描いてるわけでもなく、ひとつのエピソードという感じで捉えてましたよ。
エディ・マーフィのはじけっぷりはイイ!! まさにハマり役。
ギラギラしてるだけじゃなく歌もしっかり聴かせてくれます。しかも上手いんだな、これが。
ビヨンセの美貌はどんどん際立ってくるし、ジェイミー・フォックスの抑え目の演技もポイント高し。
でも何と言ってもダントツで素晴らしいのは、ジェニファー・ハドソンの迫力ボイスです♪
何回聴いても鳥肌が立つ歌声は、もはや人間業とは思えない!
その音源は、私たちの還るべき場所、って感じがするわぁ。
大きな何かに包まれてるようですごく安心するんですわ。
音楽に国境も肌の色も関係ないよね。やっぱいいものはいいわ☆
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